

| 仙腸関節ではなく仙骨自体にアプローチする場合はいくつかのルールがある。 1、 無痛であること (この場合の無痛とは何も感じないという意味ではない) 2、 仙骨が目覚める程度には衝撃的であること 3、 衝撃部位が癒合跡に対応すること 以上3つのルールは守らねばならない。 故に手技で行う場合は高速衝撃圧を使う。画像の通りである。 道具を使えばもっと簡便であるが、手技が基本であるため、今回は手技を提示した。 仙骨は人体構造学的に重要であるだけではなく、エネルギー医学的にも特異な地位を占めている。オステオパシーの頭蓋仙骨療法が認めているが如く、或いはヨガのチャクラ理論が認めているが如く、である。 仙骨は成人を過ぎればほとんどの者が癒合し一枚骨になるが、それ以前は5枚の骨が椎間板で連結され別々の骨である。 しかも癒合後においてさえ、表面上は一枚骨に見えるが内部において依然、軟部組織が残っている。 この事実は何を表すのだろうか? そう、仙骨自体の歪みを惹起させる可能性を暗示している。 成人以前においても成人後においてもある種のショックで歪むことがある。 もし、仙骨自体が歪んでいるのであれば、仙腸関節の調整など無意味であろう。 どうやっても腸骨に収まらないからだ。 (レントゲン所見で確認できるほどの歪みを言っているのではない) しかし、何故、仙骨自体の歪みを無痛ショックで整復し得るのか? 仙骨を一つの生き物とイメージして頂きたい。 死んだ組織や無機物は物理的な法則にしか従わないが、生物は刺激に反応するという性質を持っている。 ここで仙骨を一個の生命体と考えれば、ある種の刺激によって反応し、あるべき姿になろうとする本来的性質を有しているのは当然のことだ。 故に部位と刺激量さえ的確ならば、仙骨は目覚め、自ら形を変えるのである。 しかし、仙骨が正常化するに従い、酷い瞑眩反応が起きることがある。仙骨の歪みが甚だしい者は特にこの傾向が強い。悪魔の治療法とか禁断の治療法とか呼ばれる所以である。 故にこれを行う場合は最低でもネック&クラニアル療法と併用するか、全身整体の中で行う方が好ましい。瞑眩反応は劇的に低減する。 うつ伏せバージョンと横向きバージョンを提示しているが、両方ともやる必要はなく、どちらか、やりやすいバーションを採用すれば良い。 (一般にうつ伏せバージョンの方がやりやすいと思う) 仙骨中心線上は中指が当たる。しかし棘突起痕の真上ではなく棘突起痕と棘突起痕の間を狙う(癒合跡と一致するからである)。 仙骨中心線上の両脇はそれぞれ人差し指と中指が当たる。 この2種の部位が必要。 高速衝撃圧そのものは難しいものではない。位置と刺激量が難しい技法である。 |
トップページへもどる